2014年度工学院大学大学院・機械工学専攻
☆システムバイオロジー特論(System Biology)[3202]
2単位 桐山 善守 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な到達目標>
- システムバイオロジーとは、生物現象を数理モデルとして表現し、その制御構造の理解を通じて対象とする現象を理解しようとする研究のことである。本講義を通じて、制御工学+生物学という新しい考え方を理解し、システムバイオロジーの基礎である数理モデリング、制御理論、シミュレーション技術などの基礎的知識を獲得する。また,各学生は関連文献を選択し調査結果を発表することで、英語論文の読解力とプレゼンテーション能力を養成する。
- <授業計画及び準備学習>
- 1. 生命のリズム現象
2. 力学系の初歩とリミットサイクル 3. 微分方程式モデル 4. 粒子シミュレーション 5. 数理モデルとシミュレーション 6. 計算機による実習課題 7. 文献調査と発表
- <成績評価方法及び水準>
- 授業時の課題(20点)、実習課題(20点)、文献調査結果の発表に対する相互評価(30点)、最終課題(30点)の合計で60点以上を合格とする。
- <教科書>
- 指定教科書なし。
- <参考書>
- 群宏(著)、森田善久(著・編)、三村 昌泰 (編)、竹内 康博 (編) 「生物リズムと力学系」共立出版
- <オフィスアワー>
- 授業時間後に対応する。その他の時間帯の質問については、事前にE-mailで日程調整をしてください(kiriyama@cc.kogakuin.ac.jp)。
- <学生へのメッセージ>
- エンジニアとして、生物から学ぶことは非常に多くあります。工学的な視点から生物の現象を眺めることで、自身の研究に役立つ知見が得られることと思います。自分の研究領域との関係や違いを意識しながら、課題等に取り組んで欲しいと思います。
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