2013年度工学院大学大学院・システムデザイン専攻

グルーバル・キャリア・パス(Global Career Path)[2614]


2単位
杉崎 貴義 非常勤講師
浦 亜弓 非常勤講師

最終更新日 : 2014/02/13

<授業のねらい及び具体的な到達目標>
ボーダーレスなビジネスの世界でグローバルに活躍するためには、国内外関係なく自分の能力を発揮し、エンジニアリングのテクニカルなスキルを有するだけではなく、自分の考えや信念をしっかりと持ち、異文化の中でもその想いや考えを伝えること、そしてさまざまな相違点を表面上だけで判断せず価値観の違う人々の本意や真意を理解しようとする意識や心構え持つ事が重要である。
本コースでは、学生たちが主体性を持って学べるよう実際のビジネス社会で起こっている豊富な講義を通して、グローバルに活躍できる人材となるために必要な知識やスキルを習得していく。また40年間
実際に海外businessに携わってきた経験から、businessで必要な基礎的な知識(ビジネスとは?取引とは?価値とは?お金とは?戦略とは?貿易とは?金融とは?必要な法律とは?・・・・)やGlobal businessの背景にある経済的、社会的事実を理解するための必要な基礎的学問の「入り口」を紹介し、business遂行のためにいかに深い洞察力、広い視野、戦略が必要かを理解してもらい、国際的に活躍できる技術者となることの必要性と重要性を理解する人材となるために必要な知識とスキルを習得してもらう。
さらに世の中に出る(修了)に当たって、また出るための準備(就職など)をしている皆さんに役立つような話、例えば、社会とは、経済とは、会社とは何か?  「考える」と言うことは?  「新聞」の読み方、 「英語の語源」は、日本英語の正しい英語は、ビジネスマンの身だしなみや持ち物etcなどについても時間が許す限りお話ししたい。
キーワード:グローバル、ダイバーシティ、コミュニケーション力、国際的行動感覚 、ビジネスセンス

(JABEE学習・教育到達目標)
「システムデザインプログラム」
(D)国際的にも通用するコミュニケーション力,リーダーシップなどの社会・人間関係スキルをもつ技術者・研究者を育成します:◎

JABEE基準1の(2)の内容
(a),(b),(e),(f),(g),(h),(i):○

<授業計画及び準備学習>
1.マルチカルチャー理解と具体事例の検証 パート1(異文化コミュニーション)
2.マルチカルチャー理解と具体事例の検証 パート2(異文化コミュニーション)
3.コンフリクト理解と解決のためのスキル習得 パート1(コンフリクト・マネジメント)
4.コンフリクト理解と解決のためのスキル習得 パート2(コンフリクト・マネジメント) 
5.Win-Winの関係構築のための自己主張 パート1(アサーティブ・コミュニケーション)理解と自己分析
6.Win-Winの関係構築のための自己主張 パート2(アサーティブ・コミュニケーション)理解とスキル
習得のための演習 
7.Win-Winの関係構築のための自己主張 パート3(アサーティブ・コミュニケーション)スキル習得の
ための演習
8.国際的な場面で通用するミーティング・ファシリテーション・スキル習得のための演習
9.国際的な場面で通用するグループディスカッション・ファシリテーション・スキル習得のための演習
10.戦後の世界経済の動きの中で:日本はどのようにしてグローバル化していったのかその必然性と
   背景をまず歴史に学び、なぜグローバル化が進むのかを考える。
11.グローバル経営:なぜグローバル経営が必要か、グローバル経営とは何か? その為に必要な資質
   や心構え等について述べる
12.グローバルビジネスの基本:貿易の基礎、貿易決済のメカニズム、外国為替、価値とは、経営と
法律、事業活動と保険、国際租税など重要な基本事項についての理解
13.グローバルビジネスの環境:世界のビジネスマン(世界で誰と競い、その相手の特徴は)、世界の企  業 (競争相手の理解)、国力(マーケットを選ぶ際の国の実力)とは、ビジネスで関わる国際機関 
について学ぶ
14.国際投資:海外進出で失敗しないよう基礎知識の習得、投資先(進出先)の決め方、進出の形態、
資本参加とM&A、等国際投資の留意点について学ぶ。     
15.コースサマリー、課題プレゼンテーション(簡単な会社経営モデルー企業はなぜ大量生産/大量販売
を目指すのか?−につき)と評価

<成績評価方法及び水準>
配布するプリントの演習問題を採点し、平均点が60点以上取ることと、演習の発表で一定基準をクリアすることで合格とする。なお、正当な理由のない遅刻、欠席は減点対象となることがある。また期間中数回のレポート提出を求め、理解と考察のレベルから判定する事も行う。

<教科書>
自著の資料を配布する

<参考書>
1..ロバート・E・アルベルティ/マイケル・L・エモンズ、「自己主張(アサーティブネス)トレーニング」、東京図書
2.「経済白書で読む戦後日本経済の歩み」 土支田征一編  有斐閣
3.「貿易のしくみ」片山立志著 本能率協会マネージメントセンター/稲葉英幸 日本実業出版
4.「国際金融と外国為替」 加藤忠・村井睦男著
5.「経営と法」 井形浩治・北村實・池島真策著 中央経済社
6.「世界を歩くビジネスマンになるためには」 千田俊章 ルネッサンス ブックス

 

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