2013年度工学院大学大学院・情報学専攻

オブジェクト指向プログラミング特論(Object-oriented Programming)[3508]


2単位
西山 博泰 非常勤講師

最終更新日 : 2014/02/13

<授業のねらい及び具体的な到達目標>
大規模なソフトウェアの開発では、オブジェクト指向プログラミングの概念が不可欠である。この講義では、オブジェクト指向言語の概念およびその実現技術に関して理解するとともに、オブジェクト指向分析・設計など大規模ソフトウェアシステムを構築するための方法論および支援技術について学ぶ。

<授業計画及び準備学習>
以下の計画で進める予定であるが、授業の理解度等によって適宜調整する場合がある。

1. イントロダクション
 構造化プログラミングからオブジェクト指向に至る歴史的な流れ
2. オブジェクト指向言語(1)
 クラス、オブジェクト、カプセル化、多相性などオブジェクト指向言語の基本概念
3. オブジェクト指向言語(2)
 インターフェイス、テンプレート、並列処理機構など先進的なオブジェクト指向言語の概念
4. オブジェクト指向言語(3)
 インタープリタ、ランタイムシステムなどオブジェクト指向言語の実行の仕組み
5. オブジェクト指向言語の発展
 アスペクト指向言語、関数型言語との融合、JavaScriptなどオブジェクト指向言語の発展
6. フレームワークとツール
 オブジェクト指向フレームワーク、開発ツールなど周辺技術
7. オブジェクト指向分析
 オブジェクト指向分析・設計技術の基本概念
8. UML(1)
 UMLの歴史、及び、特徴
9. UML(2)
 クラス図、シーケンス図などUMLによるモデリング表現
10. オブジェクト指向設計
 開発方法論とモデリングの実際
11. デザインパターン
 デザインパターンの概要およびアンチパターン
12. ソフトウェアアーキテクチャ
 ソフトウェアアーキテクチャとアナリシスパターン
13. 形式手法
 形式手法を用いた高信頼ソフトウェア
14. 事例
 オブジェクト指向分析設計・デザインパターンの事例

<成績評価方法及び水準>
授業への出席およびレポートを総合的に勘案して総合的に評価する。

<教科書>
授業の際に配布する文献等を使用

 

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