2013年度工学院大学大学院・建築学専攻

環境デザイン特論(Environmental Design)[5604]


2単位
倉田 直道 教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2014/02/13

<授業のねらい及び具体的な到達目標>
本授業では,都市デザインの歴史を概括したうえで,人間の生活,生産,コミュニケーションの場である都市の魅力と現代都市の諸課題を明らかにするとともに,都市やまちを素材として人間と環境の関係を学習する。また,日本とアメリカを中心とする諸外国における都市デザイン,都市開発,まちづくりの実際の事例を通して,日本と諸外国の文化や社会システムの違いを越えた,個性的で魅力ある都市づくりの計画・設計技法について考えたい。特に本授業では,実務としての都市デザインの領域,都市デザイナーの役割,都市デザインの手法などについて,実例を通して学習する。

<授業計画及び準備学習>
4月:都市デザインとは
 地域・都市づくりの展望,都市デザインの領域と専門家の役割,など

5月:都市デザインの思潮
 古典主義的都市計画,田園都市,計画コミュニティ,CIAM,メタボリズム,ニューアーバニズム,コンパクトシティ,など

6月〜:都市デザインの手法
 都市空間の発見/都市の解読,都市景観/街並みの形成,都市環境のデザイン/ パブリック・アメニティの創造,パブリック・スペースとパブリック・ライフ、サステイナブル・コミュニティ/環境との共生,市民参加のまちづくりとパブリック・コミュニケーション,など

<成績評価方法及び水準>
原則として、授業における発表の評価を約30%、期末のレポート課題の評価を約50%、出席を約20%で評価する。60点以上を合格とする。

<参考書>
「まちへ:都市・景観を考える」倉田直道、内藤廣、隈研吾、他(日刊建設通信新聞社)
「都市計画国際用語辞典」日本都市計画学会国際用語研究会編・倉田直道他共著(丸善)
「次世代のアメリカの都市づくり〜ニューアーバニズムの手法」P.カルソープ/倉田直道訳(学芸出版社)
「都市史図集」倉田他共著(彰国社)
「新しい都市デザイン」ジョナサン・バーネット著/倉田直道訳(集文社)
「交通まちづくりの思想」倉田他共著(鹿島出版会)
「建築設計資料集成:地域・都市II 設計データ編」日本建築学会編(丸善)
「まちづくりの方法」日本建築学会編(丸善)
「街並み保全型まちづくり」日本建築学会編(丸善)

<オフィスアワー>
木曜日18:00〜19:30 それ以外でもメールで約束の上、対応可。
E-mail:kurata@cc.kogakuin.ac.jp

 

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