2013年度工学院大学大学院・建築学専攻

市街地整備計画特論(Planning for Improvement of Built-up Areas)[2701]


2単位
遠藤 新 准教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2014/02/13

<授業のねらい及び具体的な到達目標>
街の魅力や質をもたらすものは何か、それらを高めるために何が計画・デザインできるのか。国内外の議論や最新事例から掘り下げて考える。空間的な側面から市街地のあり方を考える。

<授業計画及び準備学習>
第1週目 ガイダンス
     - 講義全体の流れ、レポート課題の出題

1.市街地空間をデザインする

第2週目 市街地のアーバンデザイン
     - 計画とは何か、計画と設計、エリアの計画と市街地整備
     - アーバンデザインとは何か、Urban Design as Public Policy
     - 都市らしさ/街らしさ、系の再生、等
第3週目 都市のコンテクストと市街地整備
     - 4つの基本的視点:自然・空間・生活・歴史
     - 資源マップ、コンテクストの分析、等
第4週目 市街地のデザインマネジメント
     - 総論、デザインガイドライン、デザイン審査,他
     - 歴史的市街地における形態規制
     - 大都市の景観事前協議、米国都市のデザイン審査、他
第5週目 エリアマネジメント
     - 総論、組織体制
     - 事例:大丸有エリア、米国BID、他
第6週目 アーバンデザインセンター
     - 総論、世界動向、UDCK他、UDC設立を巡る議論
第7週目 市街地復興まちづくり
     - 釜石市復興の現場から
第8週目 中間まとめ

2.縮小する都市のデザイン

第9週目 スマートグロース/Form-Based Code
     - 問題意識、伝統的な市街地形態の再生、基本的な仕組み
     - 米国における導入例:コロンビアパイク、ルイビル、他
第10週目 グリーンインフラストラクチャの計画
     - 総論、都市と水資源
     - 伝統的パークシステム、雨水流出抑制、日本の動向
     - 米国におけるグリーンインフラ計画の実践
第11週目 未利用地の緑化再生
     - 縮小都市のGreen Community
     - Great Urban Park for City Planning
第12週目 クリエイティブシティの計画
     - 文化芸術による都市再生、クリエイティブクラス論
     - 創造都市ヨコハマの実践、文化観光と芸術
     - 米国におけるアートのまちづくり(芸術地区)
第13週目 エリアを個性化するまちづくり
     - 都市再生の戦略としての「エリアの個性化」
     - 倉庫地区、歴史地区、芸術地区、他     

第14週目 まとめ/レポート提出
第15週目 最近の話題

<成績評価方法及び水準>
レポートにより成績評価を行う。60点以上を合格とする。
レポート課題の内容については授業中に説明し、同じ内容を後日キューポートにアップする。
レポート課題の提出方法・〆切などは出題時に説明する。

<教科書>
必要な資料は授業中に配布、もしくは指示する。

<参考書>
必要な参考書は授業時間中に提示する。

<オフィスアワー>
原則として、火曜日の5限
その他時間の面談を希望する学生は遠藤までメール等で連絡ください。

 

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