2013年度工学院大学大学院・建築学専攻

公共政策学特論(Public Policy)[2612]


2単位
三好 勝則 特任教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2014/02/13

<授業のねらい及び具体的な到達目標>
公共政策学は、解決を要求される課題について、企画立案から実施、評価までの過程を実践的に考察し、最適な選択を行うことを目的としている。課題に応じたルールづくりに関して、住民、企業、地方自治体、中央政府などが、それぞれの機能をどのように分担し、役割を明確にするかを考察する。公共政策の対象分野は多様であり、事例から学ぶことも多い。授業では、公共政策の適用事例を取り上げて議論し、その後に政策システムのあり方を検証する。授業で取り上げる課題について、自ら考え、討議に参加することが求められる。

※システムデザイン専攻の履修者については以下が適用される。

(JABEE学習・教育到達目標)
「システムデザインプログラム」
(A)工学関連分野の原理・原則に関する深い知識と応用力を身につけた人材を育成します:◎

JABEE基準1の(2)の内容
(c),(d):◎
(b),(e),(g):○

<授業計画及び準備学習>
 1 公共性概念
 2 政府の機能と政策
 3 中心市街地の活性化(1)公共的機能
 4 中心市街地の活性化(2)課題と再生事例
 5 中心市街地の活性化(3)政策効果
 6 大災害からの復興(1)生活再建
 7 大災害からの復興(2)まちづくり
 8 大災害からの復興(3)復興プロセスと役割
 9 国土の計画(1)総合的な計画
10 国土の計画(2)総合交通体系
11 国土の計画(3)条件不利地域
12 政策形成過程と意思決定
13 政策の評価
14 福祉社会と政策のあり方
15 政策研究のあり方

<成績評価方法及び水準>
課題レポート及び討議参加状況により評価する。自らの問題意識を明らかにする努力が、高い評価となる。

<教科書>
レジュメと資料を適宜配布する。

<参考書>
概説日本の公共政策、新藤宗幸著、東京大学出版会

<オフィスアワー>
必要な場合は授業の後の時間に設けるので、予め連絡すること。

 

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