2013年度工学院大学大学院・建築学専攻

建築設計4(Studio Work 4)[2609]


2単位
藤木 隆明 教授  
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高垣 建次郎 非常勤講師
飯島 直樹 教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2014/02/13

<授業のねらい及び具体的な到達目標>
「建築デザイン」スタジオと「インテリアデザイン」スタジオに分かれて、大学院にふさわしい、より専門的な課題に取り組む。
「インテリアデザイン」スタジオに関しては、飯島直樹教授のシラバスを参照のこと。

21世紀は「環境の世紀」と呼ばれているように、地球環境問題は人類にとって極めて深刻な問題である。建築は、造るために大量の資源を必要とするだけでなく、エネルギー消費量、CO2排出量、廃棄物処理などの点で地球環境問題に対してとても大きな影響力をもっている。それだけに果たすべき責任も大きい。わたしたちは、従来型の建築設計を漫然と続けるのではなく、時代が求めるこれからの建築のあり方を目指さなければならない。しかし、地球環境に配慮しつつ、建築として質の高いものを設計するためには、極めて高い能力を必要とする。この授業は、こうした設計能力を身につけることを目標としている。

<授業計画及び準備学習>
「建築デザイン」スタジオは以下のとおり。
自分がこれまでに設計してきた作品を一冊の美しい本にまとめ、総合的なプレゼンテーション力を養う。この過程の中で、過去の自分の作品を、地球環境配慮型の建築に設計し直すことを求める。この他、短期課題として、新しい設計技術であるパラメトリック/アルゴリズミック・デザインの手法についても学ぶ。

「インテリアデザイン」スタジオに関しては、飯島直樹教授のシラバスを参照のこと。

<成績評価方法及び水準>
60点以上の者を合格とする。ただし、中間提出が未提出の者は、最終提出を認めないので注意すること。

<教科書>
特に指定せず必要に応じて資料を配布する。

<参考書>
日本建築学会編『ソーラーアーキテクチュア・デザインブック』(彰国社)
Aqua-scape: The Nature-oriented Architecture of Ryumei Fujiki
新しい環境建築の考え方や可能性の詰まった1冊です。イギリスで出版された本ですが、生協でも入手することができます。地球環境問題に意識的な建築家志望の学生には是非読んでもらいたいと思います。

<オフィスアワー>
研究室が八王子キャンパスのため、講義終了後適宜。

<学生へのメッセージ>
21世紀にふさわしい建築を一緒に目指しましょう。

 

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