2013年度工学院大学大学院・電気・電子工学専攻

生体計測工学特論(Biological Measurement Engineering)[4102]


2単位
井出 英人 非常勤講師

最終更新日 : 2014/02/13

<授業のねらい及び具体的な到達目標>
生体のメカニズムを示し、生物が無駄の中にも合理的なメカニズムで各種機能を遂行している様子を述べる。生体をモジュールして、どのように応用されているか、また、どう応用すればよいかを示す。

<授業計画及び準備学習>
生体の計測

生体電気現象
(1) 生体電気
(2) 興奮膜の電気現象
(3) 活動電位、活動電流とその伝導
(4) 神経、骨格筋、平滑筋、心筋の電気的性質の比較

生体の微小電気信号の計測
(1) 生体信号検出の困難さ
(2) 電極の性質
(3) 雑音の種類と性質
(4) 皮膚―電極―増幅器系の伝達特性

感覚
(1) 受容器

皮膚感覚の心理物理学
(1) はじめに
(2) 刺激しきい値
(3) 弁別しきい値
(4) 2点弁別しきい値
(5) 仮現運動   
(6) ファントムセンセーション
(7) マスキング
(8) 感覚としての電気刺激

皮膚振動感覚
(1) はじめに
(2) 皮膚振動感覚の特徴
(3) 振動感覚と生体の電気現象
(4) 皮膚振動感覚の温度依存性
(5) 振動感覚のモデル
(6) 振動エネルギーと振動感覚

感覚代行システム
(1) はじめに
(2) 電気刺激を用いたパターン認識
(3) 触覚を利用した訓練器
(4) レリーフファクスシステム
(5) アクティブタッチを用いた文字訓練器
(6) moving stick式文字提示装置
(7) 電気・機械併用刺激を用いたカラー文字認識
(8) 音源定位効果の画像認識
(9) 超音波盲人用歩行補助器
(10) 人工中耳

<成績評価方法及び水準>
最終日に定期試験を行う。

<教科書>
井出英人:「電気電子応用計測」,電気学会

<オフィスアワー>
ide@ee.aoyama.ac.jp 卒業生ですので随時相談に応じます。

<学生へのメッセージ>
・受講者は教科書を必ず購入すること。
・2012年度から前期毎週講義です。

 

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