2013年度工学院大学大学院・電気・電子工学専攻

生体生命情報学特論(Biomedical Informatics)[3207]


2単位
福岡 豊 准教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2014/02/13

<授業のねらい及び具体的な到達目標>
脳・神経系、免疫系、液性調節など生体における情報処理について、工学的視点から学ぶ。また、生体計測、モデル化、統計解析について理解した後、遺伝子・タンパク質などの生命情報への情報科学的アプローチについて学ぶ。

<授業計画及び準備学習>
1. ガイダンス
2. 生物学の基礎
3. 脳の構成原理、神経細胞と神経回路モデル
4. 感覚系の情報処理
5. 感覚情報と運動制御
6. 免疫系
7. 液性調節系
8. 生体情報の計測
9. 生体システムの解析
10. バイオサイエンスにおける統計解析(2群の比較)
11. バイオサイエンスにおける統計解析(3群以上の比較)
12. ゲノムとは ―遺伝子と疾患―
13. 生命情報とコンピュータ
14. システムバイオロジー
15. 学習成果の確認(レポート)

<成績評価方法及び水準>
レポートによる。60点以上を合格とする。

<教科書>
なし

<参考書>
大西昇:生体情報処理、昭晃堂
多田富雄:免疫・「自己」と「非自己」の科学、日本放送出版協会
日本比較内分泌学会編:生命をあやつるホルモン、講談社
小長谷明彦:遺伝子とコンピュータ、共立出版
北野宏明:システムバイオロジー、秀潤社

<オフィスアワー>
月、木、金の昼間、水曜の授業前

<学生へのメッセージ>
情報科学的側面から生体・生命について学び、生体の精緻なメカニズムの一端を理解することを目標としています。講義では広範な内容を学びますが、知識の詰め込みではなく、考え方を学んでください。積極的に学ぶ意欲のある方を歓迎します。

 

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