2013年度工学院大学大学院・電気・電子工学専攻

関数方程式特論(Functional Equations)[1702]


2単位
北原 清志 准教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2014/02/13

<授業のねらい及び具体的な到達目標>
 偏微分方程式の変数分離による解法について解説する。工学的応用で最も重要な2階の偏微分方程式について、典型的なモデルを取り上げて学習する。様々な境界条件に対して、解法の見とおしが立てられるようになることを目標にする。なお、この授業を受けるものは応用解析学特論を受講していることが望ましい。

<授業計画及び準備学習>
1. 偏微分方程式とは
2. 1次元波動方程式
3. 変数の分離
4. 波動方程式のダランベールの解
5. 1次元熱流(定温境界条件)
6. 1次元熱流(断熱境界条件)
7. 1次元熱流(境界条件の一般化)
8. 1次元熱流(方程式の一般化)
9. 無限に長い棒の中の熱流
10. ラプラス変換の偏微分方程式への応用
11. 2次元波動方程式
12. 極座標でのラプラシアン
13. 円形膜の振動、ベッセルの方程式
14. ラプラスの方程式、ポテンシャル
15. 球座標でのラプラスの方程式、ルジャンドルの方程式

<成績評価方法及び水準>
提出されたレポートの評価が60点以上を合格とする.

<教科書>
フーリエ解析と偏微分方程式(技術者のための高等数学 3)
  E.クライツィグ著 阿部寛治訳(培風館)

 

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