2012年度工学院大学大学院・システムデザイン専攻

技術者育成特論(Development in Professional Engineer)[4608]


2単位
雑賀  高 教授  
[ 教員業績  JP  EN ]
須藤 誠 非常勤講師

最終更新日 : 2012/11/09

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
<授業のねらい>
既に社会で活躍している技術者、これから社会で活躍することが期待されている学生に対して、実社会において実践的に判断が可能なレベルまで知識と行動規範を身に付ける(技術者倫理)。また、技術士などの資格付与、継続的な自己研鑽までを含む技術者の生涯を通じた資質と能力の向上 (CPD) をはかる。
<具体的な達成目標>
継続的な自己学習能力を身につけるとともに、部下を持った場合にも指導できる能力・スキルを身につける。

<授業計画及び準備学習>
1.技術者倫理と企業倫理
(1) 倫理に目を向ける企業の条件、倫理順守の仕組み
(2) 経営者と技術者の利害関係の相反
(3) 経営者・技術者のコミュニティ
(4) 公衆と消費者、市場の制裁
(5) 科学技術を利用する企業の倫理、安全確保の潮流
2.プロフェッションとしての技術者
(6) 技術者資格と制度の課題
(7) 米国プロフェッショナルエンジニア法
(8) 日本の技術士法、科学技術基本法
(9) CPD(継続研鑽)の背景と目指す方向
3.技術者育成方法
(10) 学習のメカニズムと学習モデル
(11) インストラクショナルデザイン―役に立つ研修をいかにつくるか
(12) 学習環境のデザイン
(13) ファシリテーションの理論と実際
(14) 知的創造活動のためのファシリテーション
(15) 教育・研修の評価

<成績評価方法及び水準>
ワークショップ形式でグループ討論を行い、その結果を発表する。評価は発表とレポートで行う。60%以上を合格とする。

<教科書>
必要に応じてプリントを配布する。

<参考書>
杉本泰治「技術者資格・プロフェッショナルエンジニアとは何か」地人書館
杉本泰治「企業倫理―考え方と事例」丸善
中原淳「企業内人材育成入門」ダイアモンド社

<オフィスアワー>
授業終了後,教室で行う。

<学生へのメッセージ>
国際的に通用する資格についても関心を持ってください。

 

このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2012 Kogakuin University. All Rights Reserved.