2012年度工学院大学大学院・システムデザイン専攻

メディア情報処理特論(Media Information Processing)[3605]


2単位
小林 亜樹 准教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2012/11/09

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 マルチメディア情報の作成や流通は、ディジタル機器やインターネットなどの普及によって容易になってきています。そこでまず、マルチメディア情報を構成するテキストや静止画、動画などの符号化方式について概観し、特徴を紹介します。その後、各メディアがどのような処理によって、作成や検索などの利用がなされているかの基礎的な技術を紹介します。さらに、各メディアを組み合わせたマルチメディア情報の処理について、基礎的な事項から、実践的な事例紹介までを含めて学びます。
 メディア情報の構成や処理の基礎的な技術を理解すると共に、最近のマルチメディア情報処理の構成技術、今後のメディア情報処理の方向性について知ることが目標です。

<授業計画及び準備学習>
ノイマン型計算機の原理、チューリングマシン、現代的コンピュータのアーキテクチャ、
2進数と16進数、bitとbyte、情報量(エントロピー)、計算量(O記法)、
Web情報システム、デジタルカメラ、映像メディア
などに親しんでおくと良い。

1. メディア情報処理の位置づけ
2. メディアの構成と符号化の原理
3. 主な符号化形式
4. 文字の符号化
5. 画像符号化の原理
6. 情報検索
7. 情報検索と文書処理
8. 画像情報
9. 画像情報検索
10. 情報処理システムのインタフェース
11. Web情報検索
12. マルチメディア情報処理
13. CGM,サービス基盤としてのWeb
14. 情報推薦と嗜好抽出
15. メディア情報処理の役割

<成績評価方法及び水準>
進行に応じて適宜行う小テストによる理解度と、総合試験により、工学系の大学院生に求められる、技術の基礎から応用までの連続的な理解ができているかを評価します。

<教科書>
授業中に資料を配付する。

<参考書>
授業中に適宜紹介する。

<オフィスアワー>
月曜日 1440-1610

 

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