☆有機高分子特論（Advanced Polymer Chemistry）[3405]

＜授業のねらい及び具体的な達成目標＞

高分子材料とは意識せずに人類が太古の昔から利用してきた天然および生体高分子が、化石資源の枯渇、環境保全の観点から見直されると共に、糖をはじめとする再生可能循環資源からの新規有機高分子の合成が活発になっている。本特論では、天然高分子材料である多糖に関する研究、および糖由来の新規有機高分子（バイオベースポリマー）の合成およびその機能に関する研究について学ぶ。トピックスとして原著英文論文を用いて特論を行う。

＜授業計画及び準備学習＞

１．序論。有機高分子材料の変遷（天然高分子，生体高分子，合成高分子）
２．多糖研究（１）グラフト重合による多糖の改質
３．多糖研究（２）多糖の化学合成　（グリコシル化法，開環重合法，酵素触媒重合法）
４．多糖誘導体による光学分割
５．リグニンおよびリグニン分解物からの有機高分子の合成
６．糖類からの有機高分子の合成とその性質
７．糖類を側鎖にもつ有機高分子の合成とその性質

＜成績評価方法及び水準＞

課題に対して提出されたレポート、および講義中に行う演習課題に対して提出された回答をそれぞれ加味して評価し、60点以上の者に対して単位を認める。

＜教科書＞

なし

＜参考書＞

必要に応じ、プリントを配布する。

＜オフィスアワー＞

講義終了後。 留守の場合はメールで約束のうえ対応します。　
E-mail: hashimot@cc.kogakuin.ac.jp またはhashimotobt12@green.email.ne.jp

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