2012年度工学院大学大学院・システムデザイン専攻

グルーバル・キャリア・パス(Global Career Path)[2610]


2単位
杉崎 貴義 非常勤講師
浦 亜弓 非常勤講師

最終更新日 : 2012/11/09

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
ボーダーレスになってきているビジネスの世界で、国内外関係なく自分の能力を発揮し、成果が出せる人材を育成する必要がある。
グローバルに活躍するためには、エンジニアリングのテクニカルなスキルを有するだけではなく、自分の考えや信念をしっかりと持ち、異文化の中でもその想いや考えを伝えること、そしてさまざまな相違点を表面上だけで判断せず価値観の違う人々の本意や真意を理解しようとする意識や心構え持つことが重要である。
本コースでは、学生たちが主体性を持って学べるよう実ビジネス社会で起こっている豊富な事例に基づく演習形式の講義を通して、グローバルに活躍できる人材となるために必要な知識やスキルを習得していく。また40年間海外businessに企業で携わってきた経験から、businessで必要な基礎的な知識(ビジネスとは?取引とは?、価値とは?、お金とは?戦略とは?・・・・)やGlobal businessの背景にある経済的、社会的事実を理解するための必要な基礎的学問の「入り口」を紹介し、business遂行のためにいかに深い洞察力、広い視野、戦略が必要かを理解してもらう。

国際的に活躍できる技術者となることの必要性と重要性を理解するとともに、 グローバルな人材となるために必要な知識とスキルを習得する。

キーワード:グローバル、ダイバーシティ、コミュニケーション力、国際的行動感覚

<授業計画及び準備学習>
1.マルチカルチャー理解と具体事例の検証 パート1(異文化コミュニーション)
2.マルチカルチャー理解と具体事例の検証 パート2(異文化コミュニーション)
3.コンフリクト理解と解決のためのスキル習得 パート1(コンフリクト・マネジメント)
4.コンフリクト理解と解決のためのスキル習得 パート2(コンフリクト・マネジメント) 
5.Win-Winの関係構築のための自己主張 パート1(アサーティブ・コミュニケーション)理解と
  自己分析
6.Win-Winの関係構築のための自己主張 パート2(アサーティブ・コミュニケーション)理解とスキル  習得のための演習 
7.Win-Winの関係構築のための自己主張 パート3(アサーティブ・コミュニケーション)スキル習得の  ための演習
8.国際的な場面で通用するミーティング・ファシリテーション・スキル習得のための演習
9.国際的な場面で通用するグループディスカッション・ファシリテーション・スキル習得のための演習
10.戦後の世界経済の動きの中で:日本はどのようにしてグローバル化していったのかその必然性と
    背景をまず歴史に学ぶ。
11.グローバル経済におけるグローバル経営:なぜグローバル経営が必要か、グローバル経営とは
何か? その為に必要な資質や心構え等について述べる
12.グローバルビジネスの基本:貿易の基礎、貿易決済のメカニズム、外国為替、価値とは,経営と法律、    事業活動と保険,国際租税など重要な基本事項についての理解
13.グローバルビジネスの環境:世界のビジネスマン(世界で誰と競いその相手の特徴は)、世界の    企業(競争相手の理解)、国力(マーケットを選ぶ際の国の実力)とは、ビジネスで関わる国際
    機関は?、について学ぶ
14.国際投資:海外進出で失敗しないよう基礎知識の習得、投資先(進出先)の決め方、進出の
    形態、資本参加とM&A、等国際投資の留意点について学ぶ。     
15.コースサマリー、課題プレゼンテーションと評価

<成績評価方法及び水準>
配布するプリントの演習問題を採点し、平均点が60点以上取ることと、演習の発表で一定基準をクリアすることで合格とする。なお、正当な理由のない遅刻、欠席は減点対象となることがある。また期間中数回のレポート提出を求め、理解と考察のレベルから判定する事も行う。

<教科書>
自著の資料を配布する

<参考書>
1.ロバート・E・アルベルティ/マイケル・L・エモンズ、「自己主張(アサーティブネス)トレーニング」、東京図書

 

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