2012年度工学院大学大学院・システムデザイン専攻

符号・情報理論特論(Fundamentals of Coding and Information Theory)[2304]


2単位
斎藤 秀俊 教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2012/11/09

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
この講義では、シャノンの通信路符号化定理に基づいた符号理論について、近年の研究成果を含んだ話題について講義します。この講義を通じて、さらに通信路符号化の具体的な符号化・復号化方式などについて、進んだ知識を得ることができます。(ただし、取上げるテーマは、変更する場合があります。)

<授業計画及び準備学習>
1.ネットワーク符号化の位置付け
2.ネットワーク符号化の導入事例
3.最小カット・最大フロー定理について
4.ネットワーク符号化のための「主要定理」について
5.「主要定理」の等価的な代数学的記述について
6.「主要定理」の証明について
7.ネットワークマルチキャストモデル
8.線グラフモデル
9.ネットワーク符号化の理論的枠組みについて
10.ネットワーク符号化と代数学的枠組み
11.ネットワーク符号化と組合せ論的枠組み
12.ネットワーク符号化と情報理論的枠組み
13.ネットワーク符号化と線形計画論的枠組み
14.ネットワーク符号化とルーティングの種別
15.学習成果の確認(レポート課題の作成)
ただし、開講年次により講義で扱うテーマの変更もしくは修正する場合がありますが、その場合には第1回目の講義で通知します。また、第14回目までの講義に必要となる準備学習については、事前決められたテキストの該当箇所を読むなどの準備をして下さい。講義終了後には、講義で得られた知識などを基に、各自で復習して下さい。

<成績評価方法及び水準>
期末に、レポートによる課題を課し、その結果を主に評価対象とします。

<教科書>
英文専門書などを講義開始前に指定します。

<参考書>
各自で、自己に合った符号・情報理論の専門書を使って下さい。

<オフィスアワー>
講義日の講義時間後としますが、メール等による連絡でも構いません。

<学生へのメッセージ>
符号・情報理論について、さらにもう一歩理解を深めたい人に向いています。

 

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