2012年度工学院大学大学院・システムデザイン専攻

ローターダイナミクス特論(Advanced Rotor Dynamics)[1302]


2単位
我妻 隆夫 特別専任教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2012/11/09

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
回転機械は小型軽量が実現を可能としエネルギー効率が良いことなどさまざまな利点があり、広範囲に使用されるとともに、近年さらに高速高性能化が求められている。これに伴い解決すべき問題のひとつとして振動問題があり、一般の構造物とは異なり回転機械特有の現象が発生するため問題解決に多少の困難さが生じる。本講義では、回転機械の振動解析・予測方法や回転機械に特徴的な振動現象を取り上げ、その発生原因や解決法について学び、回転機械の設計者、使用者として必要な事項を習得する。

<授業計画及び準備学習>
1. 回転機械と振動問題
(2回目以降の講義には前回の復習を行い望むこと)  
2. 回転軸と軸受
3. ジャイロ効果と振動特性
4. 回転体の危険速度
5. 回転軸の不釣合い振動
6. 共振倍率Q値の評価
7. 不釣合いとバランシング
8. 自励振動  
9. 回転軸系の振動解析法(1)
10.回転軸系の振動解析法(2)
11.ロータの振動に及ぼす軸系要素の影響
12.回転軸の振動計測とデータ処理
13.回転軸系の振動対策の実例(1)
14.回転軸系の振動対策の実例(2)
15.回転機械の振動対策演習/レポート

<成績評価方法及び水準>
授業の中で実施する演習問題(100点)の平均点が60点以上で合格とする.

<教科書>
プリントを配布

<参考書>
R.ガッシュ,Hピュッツナー原著,三輪修三訳「回転体の力学」森北出版
松下修己他著「回転機械の振動」コロナ社

<オフィスアワー>
新宿:授業終了後15:00まで
八王子犬目校舎2-207室在室時はいつでも
電子メールでの質問に解答します(t_azuma@office.nethome.ne.jp)

 

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