2012年度工学院大学大学院・化学応用学専攻

移動現象解析特論(Advanced Analysis of Transport Phenomena)[3503]


2単位
上山 惟一 特別専任教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2012/11/09

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
気相と液相、気相と固相、あるいは液相と固相が混在する混相は、製薬工業、食品工業、化学工業における化学反応、混合、分離あるいは輸送のほとんど全ての過程で取り扱うことになる。本講義では、代表的な工業装置である気泡塔および流動層における混相流動操作の基礎から応用までを概説し、各自が混相流動のイメージをつかむことを目標とする。

<授業計画及び準備学習>
1.気泡塔(9回)
1-1.気泡塔概説
1-2.ノズルから生成する気泡の大きさと形状
1-3.気泡の上昇速度
1-4.気泡群の上昇速度とガスホールドアップ(気泡体積分率)
1-5.ユリカプロセス
2.流動層(5回)
2-1.流動層概説
2-2.生成する気泡の大きさと形状
2-3.気泡の上昇速度
3.気泡塔・流動層共通の内容として
3-1.循環流理論
3-2.軸方向混合拡散係数
4.混相流に関する外国語文献を読み、その要約と、内容に対する批判的コメントをレポートにまとめて提出(1回)

<成績評価方法及び水準>
講義中に適宜小クイズを出題する。
出席、小テストおよびレポートの総合評価60%以上を合格とする。

<教科書>
なし。

<参考書>
適宜示す。

<オフィスアワー>
E-mailで約束の上対応する。
E-mailアドレスを初回講義時に示す。

<学生へのメッセージ>
自分に力を付けよう!自分を高めたい!という意欲を持った人、大歓迎です。

 

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