2011年度工学院大学大学院・システムデザイン専攻

技術経営特論(Introduction to the Management of Technology)[2702]


2単位
新井 敏夫 教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2012/11/09

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
技術経営の全体像を理解することを目的としている。事業計画の作成を中心に置いて、技術経営に関連する様々なノウハウが事業計画書に収れんすることを学ぶ。
新技術や新しいアイデアを事業化するのに必要なデザイン能力やプロジェクトマネジメントの能力を身につけることを教育目標としている。

<授業計画及び準備学習>
1.ガイダンス:MOTと企業家精神、MOTとMBA守備範囲の違い
2.技術経営のマネジメント(1)研究と開発
  準備学習:マネジメントの観点から研究と開発について考えをまとめておくこと
3.技術経営のマネジメント(2)事業化と産業化
  準備学習:マネジメントの観点から事業化と産業化の違いについて考えをまとめておくこと
4.ロードマップの作成演習
5.ロードマップについてのプレゼンテーション演習
  準備学習:例題のケースあるいは個人の関心領域について、事業化に向けたロードマップを作成し、プレゼンテーションの準備をする
6.マーケティング戦略について
  準備学習:参考書を読んでマーケティングについて、概観をつかんでおくこと
7.広告戦略について
  準備学習:参考書を読んで広告戦略について概観をつかんでおくこと
8.プロジェクトマネジメントについて
  準備学習:学部でのグループワークあるいは実業での経験から、プロジェクトマネジメントの要点について自らの考え方をまとめておくこと
9.アライアンス戦略について
  準備学習:日経新聞を読んでアライアンス戦略の具体例を選び出しておくこと
10.知的財産戦略について
  準備学習:日経新聞を読んで知的財産が争いになっているケースを選び出しておくこと
11.事業計画の作成演習
12.事業計画プレゼンテーション
   準備学習:例題のケースあるいは個人の関心領域について事業計画を作成し、プレゼンテーションの準備を行う。
13.リスクマネジメントについて、企業家倫理について
14.企業家、経営者の精神面のケアについて
   準備学習:企業家・経営者に加わる精神面のストレスについて、考察を行っておくこと。
15.学習成果の確認(試験)
   準備学習:前回までの総復習を行うこと

<成績評価方法及び水準>
最終回に行う試験を60点満点、二回のプレゼンテーションをそれぞれ20点満点で評価し、合計60店以上を合格とする。
新技術や新しいアイデアを事業化するために必要な全体のデザイン能力についての理解は、上記の評価基準を満たせば達成される。

<教科書>
必要に応じてプリントを配布する。

<参考書>
「セルジオ・ジーマンの実践広告戦略論」 ダイヤモンド社 セルジオ・ジーマン著

<オフィスアワー>
毎週火曜日 13時から15時

<学生へのメッセージ>
多くの新技術や新しいアイディアが、これを事業化するために必要な周辺のノウハウがなかったために埋もれて行きます。これをいかに事業化に結び付けるかが技術経営の目的です。したがって技術経営を学ぶことは、企業内部ではプロジェクトをいかに成功に導くか、起業家にとっては自らの事業をいかに成功させるかのノウハウを身につけることになります。
楽しんで、自らのビジネスマン人生を切り開いて行きましょう。

 

このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2011 Kogakuin University. All Rights Reserved.