2011年度工学院大学大学院・システムデザイン専攻

ネットワーク情報システム特論(Distributed Systems and Networks)[2602]


2単位
小野  諭 教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2012/11/09

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
近年、業務委託が進み、システムセキュリティを達成するプロセスと客観的評価が重視されるようになってきた。したがって、今回は、以下の教科書をベースに、システム認証プロセスの基礎を学び、さらに各自が興味をもった話題に基づいて調査し、輪講を行う。

<授業計画及び準備学習>
1. テキスト内容の背景と概要の紹介
 FISMA は、連邦情報セキュリティマネジメント法のことで、連邦政府の中で国家機密を扱わない一般的な情報システムは、この法律の規制下におかれる。本書は、FISMA に基づく情報セキュリティの認証・認可プロセスを説明したものである。
輪講に先立って、以下の項目を説明し、ディスカッションする。
 -本書の背景
 -目次とそれぞれの概要
 -基礎概念と主要な用語

2. 受講院生による輪講
 各自が興味をもった話題に基づいて調査し、輪講を行う。対象は、本書あるいは関連英文論文で日本語翻訳のないもの。

<成績評価方法及び水準>
原則として、院生は、各自1回輪講の発表を行う。
これに加えて、出席、ディスカッションへの参加状況により評価する。

<教科書>
L. Taylor: FISMA Certification & Accreditation Handbook,
Syngress ISBN-13: 978-1597-491167 (2006.12)

<参考書>
講義の中で、適宜、参考となる資料を紹介する。

<オフィスアワー>
毎週木曜日2現
A1577 または、 B0530

<学生へのメッセージ>
本講義は、隔年でセキュリティと分散処理に関するトピックスを英文で調査し、輪講する。本年は奇数年度で、セキュリティに関する話題を扱う。
単位認定は1回のみなので、分散処理に興味がある院生は、来年度受講されたい。
昨年度用いたテキストは、下記のとおり。
Brian Goetz: Java Concurrency in Practice,
Addison-Wesley,ISBN-13: 978-0321349606 (2006.5)

 

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