2011年度工学院大学大学院・システムデザイン専攻
☆流体工学特論(Advanced Fluid Engineering)[2101]
2単位 水野 明哲 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 学部レベルの教科書を用いて流体工学の基礎をしっかり身につけることを目標とする。とりわけ、教科書を理解しながら読み進めるという能力を習得することを主眼として進める。
- <授業計画及び準備学習>
- 1 流体の性質(流体とは、単位系、密度、圧力、せん断応力、粘性、圧縮性)
2 流れの基礎(流体運動の記述法、非定常流れ、流線、加速度、運動方程式) 3 流れの基礎(ベルヌーイの式とその応用、連続の式、回転と渦度) 4 理想流体の流れ(渦度と循環、速度ポテンシャル、流れ関数) 5 理想流体の流れ(複素速度ポテンシャル、円柱周りの流れ、翼周りの流れ) 6 粘性流れの基礎(相似則、層流と乱流、円柱周りの流れ) 7 粘性流れの基礎方程式(連続の式、運動方程式、NS方程式) 8 境界層流れ(境界層方程式、遷移、乱流境界層) 9 噴流と後流(自由せん断流れ、噴流、後流) 10 圧縮性流れ(音速、マッハ数、基礎方程式) 11 圧縮性流れ(ラバルノズル、等エントロピ流れ) 12 数値流体力学の基礎(差分法) 13 数値流体力学の基礎(有限要素法、境界要素法)
- <成績評価方法及び水準>
- 平常点(レポート等による)40%、中間および期末試験60%
- <教科書>
- 杉山他著「流体力学」森北出版を必ず各自用意してください。
- <参考書>
- 特に指定しない。
- <オフィスアワー>
- 学長室(内線2108)に電話で問い合わせてから来訪ください。
- <学生へのメッセージ>
- この講義を通じて、流体工学の基礎についてしっかり理解を深めてもらいたい。それと同時に、専門書を自分で読んで新しい分野を習得する手法についても学んでもらいたいと思っています。
このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2011 Kogakuin University. All Rights Reserved. |
|