2011年度工学院大学大学院・システムデザイン専攻

都市防災特論(Advanced Urban Disaster Mitigation)[1705]


2単位
村上 正浩 准教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2012/11/09

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
この授業では、地震災害など自然災害や、火災など日常災害を対象に、講義と実習を通して、建築・都市の安全・安心に係わる専門的知識と実践的な技術の修得を目指す。最終週(15回目)は、学習成果を確認するためレポート作成を行う。授業計画は以下の通りである。なお、地域防災工学、建築防災、減災学を受講していることが望ましい。

<授業計画及び準備学習>
1 ガイダンス(授業計画、レポート課題の説明など)
2 災害に脆弱な日本(地震災害、火山災害など)
3 切迫する大規模地震
4 大規模地震に備えた都心高層建築の地震防災対策
5 大学を地域防災拠点とした減災対策
6 地域防災力(防災教育、防災訓練など)
7 防災まちづくり
8 企業防災、BCP
9 防災都市計画の歴史
10 防災都市計画に係わる法制度
11 既存不適格建築の安全管理(欧米、日本)
12 工学院大学の地震防災対策に関する実習
13 首都圏直下地震を想定した災害図上訓練に関する実習
14 災害医療・応急対応に関する実習
15 学習成果の確認(レポート課題作成)

<成績評価方法及び水準>
講義中に行う実習およびレポート課題を100点満点で総合的に評価し、60点以上の者に単位を認める。なお実習では良いレポートとは独自の考え方が表れているものである。

<教科書>
教科書は指定しない。資料を講義中に適宜配布する。

<参考書>
「都市防災学 地震対策の理論と実践」、梶秀樹・塚越功、学芸出版社
「平成関東大震災 いつか来るとは知っていたが今日来るとは思わなかった」福井晴敏(講談社)
「都市防災実務ハンドブック地震防災編」建設省都市局都市防災対策室監修(ぎょうせい)
「都市の大火と防火計画 その歴史と対策の歩み」菅原進一著(共立出版株式会社)
「火災と建築」日本火災学会編(共立出版株式会社)
「地震防災と安全都市」、鹿島都市防災研究会(鹿島出版会)
「大地震と都市災害」、鹿島都市防災研究会(鹿島出版会)
「都市社会学」、藤田弘夫他(株式会社有斐閣)
「神戸・心の復興」、NHK神戸放送局(NHK出版)
「間違いだらけの地震対策」、目黒公郎(旬報社)

<オフィスアワー>
月曜日〜金曜日 18:00〜19:00 ただし事前に予定を確認のこと。
E-mail:murakami@cc.kogakuin.ac.jp

<学生へのメッセージ>
講義に使用するパワーポイントや配布資料のPDFデータをKuportにて提供するので、必要な学生はダウンロードすること。
https://kuport.sc.kogakuin.ac.jp/ActiveCampus/index.html

 

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