2011年度工学院大学大学院・情報学専攻

数値シミュレーション特論(Numerical Simulation)[2210]


2単位
飛松 敬二郎 准教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2012/11/09

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
確率的なモデルのシミュレーションにおいて必要となる基本的な道具、モデル、解析方法、分散低減手法について講義する

<授業計画及び準備学習>
第1回 シミュレーションの方法と要素
第2回 標本空間、事象、確率論の公理、
第3回 確率変数、期待値、分散、Chevychevの不等式と大数の法則
第4回 離散型確率変数の代表例:二項分布、ポアソン分布、幾何分布、負の二項分布、超幾何分布
第5回 連続型確率変数の代表例:一様分布、正規分布、指数分布、Poisson過程とガンマ分布
第6回 条件付き期待値、条件付き分散、練習問題
第7回 疑似乱数と数値積分、定積分、モンテカルロ法
第8回 離散型確率変数の生成:逆変換法、ランダムな順序、幾何確率変数、ベルヌーイ確率変数、ポアソン確率変数、二項確率変数
第9回 離散型確率変数の生成2:Acceptance-rejection Method, Rejection Method, Composition Approach, Random Vectors, 練習問題
第10回 連続型確率変数の生成1:Inverse Transform Algorithm, ポアソン確率変数生成への応用、ガンマ確率変数生成への応用、単純な待ち行列モデル
第11回 連続型確率変数の生成2:ポアソン過程の生成、不均一なポアソン過程の生成
第12回 離散型事象のシミュレーション:待ち行列モデル(Single Server Model, Two Parallel Server Model)
第13回 離散型事象のシミュレーション:修繕問題
第14回 シミュレーション結果の統計解析
第15回 分散の低減:負相関の変量、制御変量、条件付け

<成績評価方法及び水準>
レポートにより評価する。60点以上で合格である。授業への参加が前提である。出席数は成績評価に反映される。出席数が2/3に満たないときは例外なく不合格とする。遅刻は欠席と扱う。

<教科書>
資料を配布する

<参考書>
SIMULATION, Fourth edition, SHELDON M.ROSS, ACADEMIC PRESS

 

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