2011年度工学院大学大学院・建築学専攻
☆市街地整備計画特論(Planning for Improvement of Built-up Areas)[2408]
2単位 遠藤 新 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 街の魅力や質をもたらすものは何か、それらを高めるために何が計画・デザインできるのか。国内外の議論や最新事例から掘り下げて考える。空間的な側面から市街地のあり方を考える。
- <授業計画及び準備学習>
- 第1週目 ガイダンス
- 講義全体の流れ - レポート課題の出題◎
第2週目 エリアの計画と市街地整備 - 計画とは何か、計画と設計の違い - 市街地整備のプロセス、等
第3週目 市街地をデザインする - 市街地とアーバンデザイン、4つの基本的視点 - Urban Design as Public Policy - 市街地のコンテクスト:自然・空間・生活・歴史 - 資源マップ、コンテクストの分析 - アーバンデザインの実践的課題
第4週目 デザインマネジメント論 - 総論、デザインガイドライン、デザイン審査,他 - 歴史的市街地における形態規制 - 大都市の景観事前協議、米国都市のデザイン審査、他
第5週目 アーバンデザインセンター論 - 総論、世界動向、UDCK他、UDC設立を巡る議論
第6週目 Form-Based Code論 - 問題意識、伝統的な市街地形態の再生、基本的な仕組み - 米国における導入例:コロンビアパイク、ルイビル、他
第7週目 市街地の保全的整備 - 都市風景の保全、諸外国における市街地保全制度 - 歴史的環境の保全、歴史的建造物の保全
第8週目 都市縮小の計画論 - 都市縮小の先に何を目指すのか (低炭素社会、成熟社会、共創社会、他) - 新しい都市づくりの機会 (放棄地の再生、未利用地の緑化、他)
第9週目 グリーン・インフラストラクチャの計画 - 総論、都市と水資源 - 伝統的パークシステム、雨水流出抑制、日本の動向 - 米国におけるグリーンインフラ計画の実践
第10週目 クリエイティブシティの計画と実践 - 総論、文化芸術による都市再生論 - クリエイティブクラス論 - 横浜市のクリエイティブシティ施策 - 米国におけるアートのまちづくり(芸術地区)
第11週目 エリアマネジメント論 - 総論、組織体制 - 事例:大丸有エリア、米国BID、他
第12週目 エリアを個性化するまちづくり - 都市再生の戦略としての「エリアの個性化」 - 倉庫地区、歴史地区、芸術地区、他
第13週目 小テスト◎+ディスカッション (レポート課題の提出◎) 第14週目 最近の話題 第15週目 まとめ
- <成績評価方法及び水準>
- レポート課題および小テストによって評価を行う。
両者の合計得点が60点以上を合格とする。 レポート課題の提出方法・〆切などは出題時に説明する。
- <教科書>
- 必要な資料は授業中に配布、もしくは指示する。
- <参考書>
- 必要な参考書は授業時間中に提示する。
- <オフィスアワー>
- 原則として、火曜日の5限
その他時間の面談を希望する学生は遠藤までメール等で連絡ください。
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