2011年度工学院大学大学院・化学応用学専攻
工業分析化学特論(Industrial Analytical Chemistry)[X004]
4単位 新井 敏夫 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- ※隔年開講。2011年度は開講。
建築あるいは地域冷暖房で用いられているエネルギーシステムについて述べる。建築のエネルギー消費は建物の使われかたや日射・外気温等の外乱によって時々刻々変動する。エネルギーシステムは年間を通じて効率の高い運転が求められるが、この変化に対して出力をフレキシブルに追従させる必要がある。一般には熱源の台数を分割したり、特性の異なる機器を組み合わせるなどの手法によって対処するが、現実には効率の悪い運転を強いられていることも多い。近年は機器も多岐にわたり、コージェネレーション、あるいは風力や太陽光などの自然エネルギーによる発電など、その組み合わせは複雑化する傾向にある。講義では各種負荷の特性とエネルギーシステム設計上の要諦を詳述する。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.建築エネルギーシステムの概要
2.一次エネルギーと二次エネルギー 3.建築のエネルギー消費特性 4.冷熱源機器の種類と特徴 5.温熱源機器の種類と特徴 6.コージェネレーションシステム 7.電力貯蔵システム 8.太陽熱利用システム 9.太陽光発電システム 10.風力発電システム 11.その他の自然エネルギーを利用したエネルギーシステム 12.未利用エネルギーの活用 13.エネルギーシステム構築の要点 14.デザインコンペ
- <成績評価方法及び水準>
- レポート課題等による。定期試験は実施しない。
- <教科書>
- なし
- <参考書>
- その都度指示する。
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