2011年度工学院大学大学院・化学応用学専攻

移動現象解析特論(Advanced Analysis of Transport Phenomena)[3504]


2単位
上山 惟一 特別専任教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2012/11/09

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
製薬工業、食品工業、化学工業における化学反応、混合、分離あるいは輸送のほとんど全ての過程で、気相と液相、気相と固相、あるいは液相と固相が混在する混相を取り扱うことになる。本講義では、代表的な工業装置である気泡塔および流動層における混相流動操作の基礎から応用までを概説し、各自が混相流動についてのイメージをつかむことを目標とする。

<授業計画及び準備学習>
1.気泡塔(9回)
 1-1.気泡塔概説
 1-2.ノズルから生成する気泡の大きさおよび形状
 1-3.気泡の大きさと上昇速度
 1-4.気泡群の上昇速度とガスホールドアップ(気泡体積分率)
 1-5.ガス吸収および気泡塔装置設計
2.流動層(5回)
 2-1.流動層概説
 2-2.生成する気泡の大きさおよび形状
 2-3.気泡の大きさと上昇速度
 2-4.気泡群の上昇速度とガスホールドアップ(気泡体積分率)
 2-5.反応モデルおよび流動相装置設計
3.混相流動に関する英文文献を各自選び、その内容要約と内容についての批判的コメントをレポートとして作成し、提出する。(1回)

<成績評価方法及び水準>
毎回の講義中に適宜小クイズ(50%程度)を出し、学期末のレポート(50%程度)と合わせて評価する。総合評価60%以上を合格とする。

<教科書>
使用しない。

<参考書>
適宜示す。

<オフィスアワー>
E-mailで約束の上、対応する。
E-mail addressは初回講義時に示す。

<学生へのメッセージ>
自分に実力をつけよう!、自分を高めたい!、という意欲を持った人、大歓迎です。

 

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