2010年度工学院大学大学院・情報学専攻
数理計画特論(Mathematical Programming)[5405]
2単位 高橋 静昭 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- ある制約の下で評価値を最大や最小にするような解を数学的に求めるような数理計画の問題には、よく使われる幾つかの手法がある。技術の転用が今日の技術革新の特徴であり、これらの手法も多くの分野に役立つことが期待される。これらの中で、特に線形計画法、意志決定のモデル、効用関数、ゲームの理論、待ち行列などを修得する。
- <授業計画及び準備学習>
- 1)人は禁欲的に生きるべきか、快楽的に生きるべきか。
2)意志決定における各種考え方。ラプラス基準、期待値基準など。 3)最小利得の最大化と最大利得の最大化 4)ベイズの理論と、不完全情報の価値 5)効用関数とリスクプレミアム 6)混合戦略と線形計画法 7)ガウス・ジョルダン法とピボット操作 8)線形計画法の問題の定式化とシンプレックス法 9)双対定理と複合戦略の解 10)効用関数とリスクプレミアム 11)時間軸上独立で、一様に起こる事象 12)ランダムに客が到着し、サービスが終了する窓口が一つのモデル 13)系内人数の確率とサービス待ちの平均の人数 14)総合演習
- <成績評価方法及び水準>
- 皆さんの到達度を勘案し、授業の最後にテストをするか、或いはレポートを提出してもらいそれを評価します。
- <教科書>
- 授業でプリントを配布します。
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