2010年度工学院大学大学院・情報学専攻

ディジタル信号処理特論(Digital Signal Processing for Acoustic Signals)[4503]


2単位
管村  昇 教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2010/11/24

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
ディジタル信号処理は、電気、電子、通信、情報工学の分野はもとより、他の工学諸分野においてもきわめて重要な基礎技術であり、今日の情報社会の基盤ともなる技術といっても過言ではない。アナログ信号をディジタル化して目的とする機能を実現する技術がディジタル信号処理である。本講義では、このディジタル信号処理の基本を理解し、習得することを目標とする。授業計画は下記のような内容を含むが、講義の順序は適宜変更する
可能性もある。

<授業計画及び準備学習>
1. ディジタル信号処理とは?
予習:ディジタル信号処理とは何かを事前に調べておく
復習:ディジタル信号処理の概要の復習
2. 信号の解析と表現(1) 周期信号
3. 信号の解析と表現(2) フーリエ級数展開
4.信号の解析と表現(3) フーリエ級数展開
5.信号の変換(1)フーリエ変換
6.信号の変換(2)短時間フーリエ変換
  2回から6回まで
  予習:信号の解析方法について概要を調べておく
  復習:信号の解析方法について理論と実際の処理を理解する
7.連続時間システムによる信号処理
8.離散時間システムによる信号処理
  予習:時間に関する取り扱いを調べておく
  復習:連続時間、離散時間システムの信号処理の概要
9.サンプリング
10.離散フーリエ変換
11.高速フーリエ変換
  予習:離散時間システムの必要な処理を調べておく
  復習:DCT、FFTなどについて、理論と実際の方法を理解する
12.ディジタルフィルタ(1)
13.ディジタルフィルタ(2)
  予習:ディジタルフィルタについて
  復習:ディジタルフィルタの設計方法
14.ディジタル信号処理の応用
15.総合復習

<成績評価方法及び水準>
レポートおよび講義中に行う演習をもとに評価する。出席率が70%を下回る場合は不合格とする。

<教科書>
講義開始時に指定する

<参考書>
小畑秀文、幹 康共著 CAIディジタル信号処理 コロナ社
大類 重範 ディジタル信号処理 日本理工出版会

<オフィスアワー>
質問は講義時間中または講義終了後
新宿校舎 原則午前10時から午後5時(ただし講義、会議の時間帯は除く)

<学生へのメッセージ>
ディジタル信号処理は非常に重要な技術であるので、本講義を通じてしっかり身につけて欲しい。

 

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