2010年度工学院大学大学院・建築学専攻

鋼構造設計特論(Advanced Design of Steel Structures)[4504]


2単位
山下 哲郎 准教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2010/11/24

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
ここでは、大学院インターンシップ教育の一環として鋼構造の実際的な設計方法を学ぶ。
内容は講義と演習の組み合わせとする。講義では実際の構造設計のプロセス、荷重と要求性能、部材や接合部の設計方法とその理論的背景を理解する。演習では実際の構造物を想定し、講義内容に基づき仮想設計を行い基本的な構造設計図と構造計算書の作成を行う。

<授業計画及び準備学習>
1.鋼材の性質と構造形式
2.設計プロセスと耐震設計の考え方
3.設計荷重
4.構造解析(1) 鋼構造物のモデル化と弾性解析
5.構造解析(2) 弾塑性解析
6部材の設計(1) 引張材と圧縮材
7.部材の設計(2) 曲げ材
8.部材の設計(3) 柱
9.接合部の設計(1) ブレースと保有耐力接合
10.接合部の設計(2) 柱梁接合部
11.柱脚の設計
12.構造計算書の作成
13.構造設計図の作成
14.鋼材の積算、工場製作と施工
15.まとめ

<成績評価方法及び水準>
レポートなど提出物により評価する。

<教科書>
プリントを適宜配布する。

<参考書>
鋼構造設計規準 :日本建築学会
鋼構造接合部設計指針 :日本建築学会
鋼構造限界状態設計指針・同解説 :日本建築学会
2007年版 建築物の構造関係技術基準解説書 :ぎょうせい
耐震構造の設計 学びやすい構造設計 :日本建築学会関東支部

<オフィスアワー>
研究室(新宿2514)にて随時可(事前連絡要)

<学生へのメッセージ>
当講義は大学院インターンシップ教育の一環として行います。各種基準・指針類に基づく鋼構造の設計方法の理論的背景を学習、理解し、演習で実際の形にすることで理解を定着することを目指しています。構造設計を目指す学生向け。

 

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