2010年度工学院大学大学院・建築学専攻
建築環境シミュレーション特論(Building Environment Simulation)[4211]
2単位 宇田川 光弘 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 快適でエネルギー効率のよい建築環境・設備の計画、設計について、環境・エネルギーシミュレーションツールを利用して授業を行う。建築環境・設備設計のうち空調システム、給湯システムなどのシステム構成法、性能予測法、性能評価法などについて、シミュレーションツールを用いながら設計方法を理解し、シミュレーションを活用した設備設計法を修得する。履修の基礎として建築環境特論の内容である建築熱負荷シミュレーション法について理解していることが望ましい。
内容は下記の通りである。なお、授業においては、シミュレーシの実行用にノートパソコンを持参すること。
- <授業計画及び準備学習>
- 1. シミュレーションによる建築環境予測と環境・設備システムの計画
2. 建築熱環境・設備システムシミュレーションの概要 3. 自然室温シミュレーションによる建築熱性能評価 4. 冬期の熱負荷と暖房システム(1) 5. 冬期の熱負荷と暖房システム(2) 6. 夏期の熱負荷と冷房システム(1) 7. 夏期の熱負荷と冷房システム(2) 8. 中間期の熱負荷と外気冷房(1) 9. 中間期の熱負荷と外気冷房(2) 10. 太陽熱利用システム(1) 11. 太陽熱利用システム(2) 12. 太陽光発電システム 13. 住宅の暖冷房給湯システム 14. 建築の空調設備システム
- <成績評価方法及び水準>
- シミュレーションツールを用いる演習課題の提出により評価する。
- <教科書>
- 宇田川光弘、シミュレーションソフトウェアEESLISM (授業で配布する)
- <参考書>
- 宇田川光弘,パソコンによる空気調和計算法,オーム社
木村建一編著,建築環境学2,丸善 宇田川光弘ほか、建築環境工学 −熱環境と空気環境−、朝倉書店
- <オフィスアワー>
- 随時
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