2010年度工学院大学大学院・建築学専攻
住宅史特論(Advanced Study of Japanese Houses History)[3608]
2単位 内田 青藏 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- この講義では、これからの新しい住まいづくりの方向を探るひとつの方法として、幕末から終戦までのわが国の住宅の歴史を振り返り、どのような人々がどのような考えに基づきながら新時代に適合する住宅をつくり続けてきたのかを学ぶことを目的とする。こうした戦前期までの歴史の延長として、これからの住まいのイメージをそれぞれの受講生がおぼろげながらも描けることを達成目標と考えている。
- <授業計画及び準備学習>
- 1:近代という時代の住まいの特性とその捉え方について
2:近世の住まいの概要 3:幕末から明治初期の外国人住宅の様相 4:明治初期の上流層の住まいとしての和洋館並列型住宅の誕生について 5:住宅見学会 6:明治期の住宅改良の動向と「和風系折衷住宅」の出現について 7:大正期の生活改善運動について 8:「洋風系折衷住宅」の出現と「あめりか屋」 9:田園思想の普及と計画的郊外住宅地の出現 10:住宅政策の開始と東京市営住宅事業 11:同潤会と都市型住宅の出現 12:住宅作家たちの活動(1) 13:住宅作家たちの活動(2) 14:住宅見学会 15:まとめ
- <成績評価方法及び水準>
- 出席点、見学の際のレポート、ショートテスト、まとめのレポートを加味して採点する。
- <教科書>
- 内田青蔵『日本の近代住宅』鹿島出版会
- <参考書>
- 内田青蔵・他『図説 日本近代住宅史』鹿島出版会
- <オフィスアワー>
- 講義の終了後。なお、メール等による質問は随時受け付ける。メールアドレス:suchida@post.saitama-u.ac.jp
- <学生へのメッセージ>
- できるだけ出席して下さい。そして、講義中にいろいろデスカッションができればいいナーと思っています。
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