2010年度工学院大学大学院・建築学専攻

建築設備管理特論(Environment Management and Mechanical Engineering in Building)[2412]


2単位
大橋 一正 教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2010/11/24

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
建築物の機能を保ち、資産価値を維持するには適切な建物管理が必要である。ここでは建築設備システムを構成する空気調和設備、給排水衛生設備、電気設備の最適な運転管理や室内の衛生的保全と経済的視点など加え総合的な建物の運営管理と維持手法を学ぶ。
この授業により建物の設備システムを理解し、その管理手法についての知識を得る。

<授業計画及び準備学習>
1. 循環型経済社会システム
2. 建築物の維持と管理
3. 設備システムとBEMS
4. 空気調和設備システムの維持管理
5. 給排水衛生設備システムの維持管理
6. システム管理と省エネルギー手法
7. 環境保全に配慮した設備システム管理
8. 建物とゴミ処理システム
9. 廃棄物とリサイクル
10.自然エネルギーと環境共生建築
11.建物管理技術と実社会における実用化(現地調査 1)
12.建物管理技術と実社会における実用化(現地調査 2)
13.建物管理技術と実社会における実用化(現地調査 3)
14.建築設備の管理とまとめ
15.学習成果の確認(調査・分析・レポート)

<成績評価方法及び水準>
現場調査を基本に分析レポートを作成する。その内容を評価し、60点以上の者に単位を認める。
特に、レポートの作成は実社会で活躍するための基本である。大学院生らしい、個性ある自らの具体的な提案を期待する。

<教科書>
改定5版「空気調和ハンドブック」井上宇市編(丸善)

<参考書>
・環境白書 環境省編
・地球を包む大気 進藤勇治編著 オーム社
・新しい気候の科学 トマス・レヴェンソン著 晶文社
・パーマカルチャー ビル・モリソン レミー・アスレイ著 農文協

<オフィスアワー>
火曜日 16:20〜17:50
これ以外いつでも対応可。連絡約束の後来室のこと。

<学生へのメッセージ>
スクラップ&ビルドの時代ではなくなりました。建物の維持管理の重要性を考えてください。

 

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