2010年度工学院大学大学院・建築学専攻

建築材料特論(Building Materials)[2103]


2単位
阿部 道彦 教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2010/11/24

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 建築物の長寿命化や環境・廃棄物問題,国際規格への対応など,建築物を取り巻く社会状況は大きく変化してきている。これに伴い建築材料にも多様な性能が求められている。建築材料が直面しているこれらの課題について見識を深め,対応方策について基本的考え方と最新情報を修得する。

<授業計画及び準備学習>
1. 建築材料の変遷
2. コンクリートと環境問題
3. セメントをめぐる課題
4. 骨材の課題と対応
5. コンクリートの耐久性評価
6. 再生骨材・再生コンクリート
7. 京都議定書をめぐって
8. 施工精度とRC造の耐久性
9. 建築生産と健康被害
10. 高強度コンクリート
11. 単位・規格の国際整合化
12. 鉄をめぐる課題
13. コンクリートの軽量化
14. スラグ骨材の利用と課題
15. 学習成果の確認(レポート課題作成)

<成績評価方法及び水準>
毎回講義に対する質疑・討論を行い、その内容により成績を評価する。

<教科書>
項目に合わせてプリントで配布

<参考書>
・コンクリート技士研修テキスト,日本コンクリート工学協会編著
・日本建築学会の各種指針類

<オフィスアワー>
授業終了後2時間

<学生へのメッセージ>
建築材料は様々な他の材料、エネルギー、社会状況と密接に関係しながら変遷してきていることを学びとってほしい。これからの材料開発や新たな評価尺度についても考えてほしい。

 

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