2010年度工学院大学大学院・電気・電子工学専攻

電力変換回路特論(Power Converter Circuit)[5206]


2単位
小林  幹 非常勤講師

最終更新日 : 2010/11/24

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 電力変換回路の一つとして他励式インバータを学ぶ。このインバータは直流送電の変換装置で使われるが、PWMインバータなどの自励式インバータとは異なる独特の動作原理に基づいている。また高調波問題に代表される電力品質の問題を学ぶ。最新の良き文献が見つかった場合とか受講生の希望を照会して学習の順番と題材を下記計画から一部変更する場合がある。

<授業計画及び準備学習>
1)直流送電(HVDC)系統の構成と特徴
2)順変換器の動作特性1:ダイオード変換器の電圧、電流
3)順変換器の動作特性2:転流リアクタンスの影響
4)順変換器の制御特性1:サイリスタ変換器の電圧、電流
5)順変換器の制御特性2:転流リアクタンスの影響
6)逆変換器の動作原理1:転流現象
7)逆変換器の動作原理2:進み制御
8)逆変換器の動作特性1:交流側の電圧、電流
9)逆変換器の動作特性2:定電流制御
10)逆変換器の制御特性1:定余裕角制御
11)波形解析:フーリエ級数からウエーヴレットまで
12)電力品質:電力系統での高調波の影響と評価
13)高調波抑制パワーエレクトロニクス技術

<成績評価方法及び水準>
レポート提出が基本となる。最新の該当専門分野から探索して自分の考えを交えて報告してもらう。英文サイトからの探索も必要とする。また,出欠と遅刻と受講姿勢も参照のうえ評価する。

<教科書>
なし
毎回、教材を配付します。

<参考書>
なし

<オフィスアワー>
メールにて予約願います。常時対応します。

 

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