2010年度工学院大学大学院・電気・電子工学専攻

電気応用物性計測特論(Advanced Surface Instrumentation for Electrical Application)[2207]


2単位
渡辺 克忠 准教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2010/11/24

<授業のねらい及び具体的な達成目標>


金属界面を通しての電気伝導などの接触信頼性は、実用的にも重要な課題である。このためには、接触界面状態の詳細を知ることが大切である。近年、種々の高精度分析機器が開発されている。本講義では、金属素子の接続界面の電気的、機械的な計測技術を講義する。特に、一方が移動体であるような場合を考える。近年のレーザ顕微鏡、原子間力顕微鏡を題材に、実演を取り込んだ講義を目指す。

<授業計画及び準備学習>
<授業計画>
1.準備学習;学部時代の電気計測を復習しておくこと。
  低抵抗の測定法、
2.四端子法の原理と実際の計測器について
3.弾性接触理論と実際の計測データとの関係
4。塑性接触理論と実際の計測データとの関係
5.トライボロジーの概要
6.宇宙空間でのトライボロジー
7.トライボロジーで使用される装置について
8.レーザ顕微鏡
9.共焦点顕微鏡の原理
10.原子間力顕微鏡(AFM)の概要
11. タッピングAFM,
12.コンタクトAFM,
13.表面電位顕微鏡(SPoM)など。
14.可能な人数であれば、実際に簡単な操作を行う。
  (研究室の使用状況によって変わる。)
15.研究課題を課し,学習成果を確認する。

<成績評価方法及び水準>
試験または研究課題のレポートで60点以上を合格とする。

<教科書>
必要な資料、論文は配布する。

 

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