2010年度工学院大学大学院・化学応用学専攻

地球環境工学特論(Over View on Global Environmental Engineering)[3205]


2単位
上山 惟一 特別専任教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2010/11/24

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
人類が繁栄し、活発に活動した結果として地球環境が変わり始めているとしたら、その変化をうまくコントロールするのも人類の責任でしょう。地球環境問題を正しく、適切に捉え、自分がどう生きていくかの指針をもってもらいたい。

<授業計画及び準備学習>
1.IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の「科学的根拠」WG報告書を概説する。
2.IPCCの「脆弱性」WG報告書を概説する。
3.IPCCの「緩和策」WG報告書を概説する。
4.レポート1(作文:IPCCレポートのまとめと感想)
3.地球温暖化CO2濃度増加原因説(IPCCの主張)以外の諸説の概説
6.レポート2(作文:自分の立場を自由に想定(例えば八王子市長)した地球環境問題への取り組み)

<成績評価方法及び水準>
レポート1(40点満点)とレポート2(60点満点)合わせて60点以上を合格とする。ただし、出席率75%未満の者は評価対象としない。レポート1は講義時間内に作成して提出、レポート2は定期試験として実施する。

<教科書>
なし。

<参考書>
IPCC報告書。インターネットのIPCCホームページ、http://www.ipcc.ch/、 から入手可。

<オフィスアワー>
メールで約束の上対応する。
E-mail:ueyama@kogakuin.ac.jp

<学生へのメッセージ>
今は、なんと言うことも無く時間が過ぎ、生きていけます。しかし、私達の子供が大人になる頃には生きていくのが難しい世界になっているかも知れず、その難しさを少しでも和らげるために、何かを始めなければならない。今は、実はそんな時なのかもしれません。

 

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