2010年度工学院大学大学院・化学応用学専攻
☆生命工学特論(Biotechnology)[2203]
2単位 小山 文隆 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 生命工学(バイオテクノロジー)は、生物がもつすぐれた特性を人類のために役立てようとする技術、です。遺伝子やタンパク質などの構造や性質の理解が飛躍的に進み、私達は、生物を化学の言葉でより深く理解できるようになり、生物の化学的利用にも大きく弾みがつきました。
生命工学特論では、バイオテクノロジーの基礎としての生命現象の生物化学的解析、産業への利用を紹介します。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.アルツハイマー病やガンなど人々を苦しめる病気にかかわっている遺伝子を調べ、予防と治療につなげた研究を紹介する。
2.カニの甲羅のキチンは体に良いと言われてきました。なぜ良いのかを化学と遺伝子工学で調べた論文を紹介する
3.酵素は様々な反応を触媒するタンパク質である。いろいろな生物から有用な酵素を見つけ、医薬・産業に使えるように改良した研究を紹介する。
4. 上記に関する最新の英文論文を輪読する。
- <成績評価方法及び水準>
- 講義で取り上げた話題に関連する最新の英文論文を読み、PowerPoint を使って発表していただきます。評価点 60 点以上を合格とする。
- <オフィスアワー>
- 講義に関する質問はどんな些細なことでもかまわないのでまず以下のアドレスにメールをください。
bt13262@ns.kogakuin.ac.jp
- <学生へのメッセージ>
- まず授業を聞き生命工学に関する基礎を固めてください。次に実際に関連する英文論文を読み、それを発表する。それを繰り返せば英文論文に親しめ、最新知見が得られ、プレゼンテーションスキルも上がると思われます。
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