2010年度工学院大学大学院・機械工学専攻

環境エネルギー工学特論(Environmental Energy Engineering)[3301]


2単位
雑賀  高 教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2010/11/24

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 地球環境保全のためのエネルギー有効利用を目指して,技術者として知っておくべきエネルギーシステム工学の基礎を学び,エネルギー供給と地球環境問題を解決するための糸口を見出す。エネルギーと地球環境問題は一体であり,産業政策,技術開発,経済・経営を総合的に,戦略的に考えるべきである。一方,この問題は産業政策を身近に理解し,技術分野の動向とロードマップを知る機会でもある。本講義では,受講者が,環境に配慮した新しいエネルギーシステムについての開発提案を行う。

<授業計画及び準備学習>
1.エネルギー資源とエネルギーシステムの技術史
2.エネルギーシステムと環境問題
3.エネルギー変換の技術
4.太陽エネルギー・風力エネルギーの利用
5.水素エネルギーシステム,コジェネレーション・システム
6.エネルギーの輸送・貯蔵・利用技術
7.エネルギー問題における問題の発見と課題の設定
8.戦略的目標のたて方
9.開発提案の基本的事項と開発提案書の作成
10.各自の設計・開発提案書についての発表および討論(数回行う)

<成績評価方法及び水準>
演習(30点)とレポート作成(70点)の総合点が60点以上のものに単位を認める。

<教科書>
プリントを配布する。

<参考書>
「現代エネルギー・環境論」エネルギー教育研究会編著,エネルギーフォーラム

 

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