2010年度工学院大学大学院・機械工学専攻

医用生体計測特論(Biomedical Measurements)[3101]


2単位
堀内 邦雄 准教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2010/11/24

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 人間が関わる機械システムや作業システムの研究や開発において、人体の条件や特性を知ることは重要である。生体が発している目に見えない情報をどのように検出して行くか、また、生体情報をどのように応用して行くかを議論する。できるだけ具体的な計測システムを対象として取り上げ、システムの原理を理解するとともに、生体のメカニズムを解明して行く。

<授業計画及び準備学習>
1  ガイダンス
2  身体形状と     動作方向と基準面、マルチン式人体測定器、体脂肪計
3  力と筋力       筋力計、筋電計、オペアンプ回路
4  体温とエネルギー 身体の熱産生、体温計、
5  心臓 1        電気生理、心電計、
6  心臓 2        流れ、血流計、スワン・ガンツカテーテル
7  心臓 3        圧力、血圧計
8  血液とホルモン   血球計数器、比色定量、血糖値計、ラジオイムノアッセイ
9  肺機能        気量測定、血液ガス濃度測定、パルスオキシメータ
10 脳の機能       脳波計、脳磁図計、
11 感覚と神経活動   CT、PET、MRI、光トポグラフィ
12 医療器の電気安全 ミクロショック、マクロショック、フローティング
13 口述発表

<成績評価方法及び水準>
口述発表36点、レポート40、出席24点とし、60点以上のものに単位を認める。

<教科書>
特に使用しない、随時、講義資料を配布する。

<参考書>
初学者のための生体機能の測り方:加藤象二朗、他著 日本出版サービス
生体用センサと計測装置:山越憲一、他著 コロナ社

<オフィスアワー>
新宿 火曜日 9:00〜10:00

<学生へのメッセージ>
人間の特性について理解し、人に優しい機械を開発していただきたい。

 

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