2010年度工学院大学大学院・機械工学専攻

熱力学特論(Advanced Thermodynamics)[0009]


2単位
是松 孝治 教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2010/11/24

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
燃焼排ガス成分の抑制や燃料電池の出現などで機械技術者が習得しておかなければならない熱力学の範囲は、幅広くなっている。学部の熱力学の範囲を復習して、それを発展さてていく。

<授業計画及び準備学習>
1)熱力学の基礎(教科書の第7章化学反応と燃焼、第8章ガスサイクルを復習する)
2)内燃機関やガスタービンの排ガスの組成と熱物性値
   1)反応熱・標準生成熱
   2)燃焼に必要な空気量と比較的低温の燃焼ガス成分
   3)化学平衡の条件
   4)自由エンタルピーの計算
   5)化学平衡の関係式
   6)燃焼ガスの化学平衡組成の計算手順
   7)ニュートン法とテーラー展開、ガウスの掃出し法
   8)計算実習
   9)断熱火炎温度の計算
3)燃料電池の熱力学

<成績評価方法及び水準>
授業中の演習と宿題で評価する

<教科書>
JSMEテキストシリーズ 熱力学 日本機械学会
第1回目の授業から使います。

<参考書>
「機械技術者のための熱力学」熱力学教育研究会編(産業図書)

<オフィスアワー>
メールであらかじめ連絡してください

<学生へのメッセージ>
熱力学と機械工学のつながりはとてもおもしろいと思いませんか。

 

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