2009年度工学院大学大学院・建築学専攻

建築造形特論(Theory of Design in Architecture)[5208]


2単位
沢岡 清秀 教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2009/12/01

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
現代建築の設計手法において多用されてきた概念「透明性」は、近年また形を変えながら生き続けていて、建築家の設計へのアプローチに深く影響を与えている。この授業ではこの概念を最初に論じたコリン・ロウの名著を原書で読んで、理解を深めることを目的とする。

<授業計画>
コリン・ロウ(Colin Rowe)の著作 "Transparency"を原書講読する。本書にはかつてA+Uで出された翻訳があるが、誤訳が多く、多くの人々に本来の著書の内容を誤って伝えてきている。この授業ではその翻訳を一切参照せずに、生の原文を忠実に読解することで、ロウの提示した現代建築の読みの本質を理解し、あわせてロウの他の著作の読解も行う。

<成績評価方法及び水準>
各自が分担担当した章の翻訳および解説分析のプレゼンテーションの評価、および期末のレポート、および出席点を加味して最終評価とする。

<教科書>
Colin Rowe and Robert Slutzky, "Transparency", Birkhauser

 

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