2009年度工学院大学大学院・建築学専攻

建築歴史意匠特論(Architectural History and Design)[4702]


2単位
初田  亨 教授  
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中島 智章 准教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2009/12/01

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
[初田]近代建築に関連した研究分野で、かつて問題にされてきた、あるいは現在問題にされていることについて学ぶ。具体的には、近代および現代の建築・都市を理解するのに必要と思われるものの中からテーマを選び、1週間か2週間ごとに独立した内容で進めていく。
[中島]ここ2000年の建築の歴史の中でも、いくつかのもっとも重要な建築理論書の購読を行う。これらは、いわゆる建築計画系分野(狭義の建築計画、歴史意匠、建築設計など)にたずさわるにあたって、本来は最低限押さえておくべき基本文献である。

<授業計画>
[初田]1.新古典主義建築から近代建築へ
    2.モダニズム建築
    3.日本への近代建築の流入と対応
    4.日本でのモダニズム建築
    5.近代から現代建築へ
[中島]1. ウィトルウィウス著『建築十書』 シュンメトリアとデコル、ビルディング・タイプ論
    2. アルベルティ著『建築術論』 壁構造の建築モデル、建築と装飾の関係
    3.ヴィニョーラ著『建築の五つのオーダーの規則』 オーダー理論の構築と普及  
    4. ロージエ著『建築史論』 軸組構造の建築モデル、建築の起源論

<成績評価方法及び水準>
各教員が課すレポートの平均点が60点以上の者に単位を授ける。レポートは全て提出しなければならない。

<教科書>
[初田]教科書は授業の時に指示する。また参考書等は講義中に紹介あるいは配布する。
[中島]授業毎に配布するレジュメ。

<参考書>
[初田]初田亨『模倣と創造の空間史』彰国社、1999年
    初田亨『和風モダンの不思議』王国社、2001年
[中島]陣内秀信他:『図説 西洋建築史』、彰国社、東京、2005年

 

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