2009年度工学院大学大学院・建築学専攻

建築音響特論(Architectural Acoustics)[3407]


2単位
塩田 正純 教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2009/12/01

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
快適な建築空間を創造するためには、多くの環境項目が係わっている。その中で、五感の一つである
聴覚が、どのような建築空間であれば、「快適な音、静けさを見出す音」であるかを感知するのか。そのような空間を構成する材料はどのようなものか。を、音響計画に関する基礎から実際まで、実例を交えながら講義し、「快適な音環境空間を創造する」ことを主眼とする。

<授業計画>
1.建築音響計画
2.幾何音響学(1)
3.幾何音響学(2)
4.波動音響学(1)
5.波動音響学(2)
6.波動音響学(3)
7.固体伝搬音(1)
8.固体伝搬音(2)
9.音響材料 (1)
10.音響材料 (2)
11.防振材料
12.制振材料
13.建築音響の実際
14.建築音響の実際
15.補講

<成績評価方法及び水準>
期末試験及びレポートの結果を総合的に評価する。

<教科書>
授業用テキストを主とする

<参考書>
「建築音響(音響工学講座3)」(社)日本音響学会 コロナ社
「建築・環境音響学(第2版)」前川純一、森本政之、阪上公博 共立出版
「室内音場予測手法−理論と応用−」(社)日本建築学会
「環境騒音・建築音響の測定」橘秀樹、矢野博夫 コロナ社
Foundations of Engineering Acoustics Frank Fahy Academic Press 

<オフィスアワー>
随時歓迎

<学生へのメッセージ>
 望ましい音環境や快適な音響空間を創造し、構築するためには、騒々しい音、うるさい音、不快な音、ないほうがよいとされる音あるいは邪魔な音として定義される騒音をなくすことである。このことを基本にして、「快適な音環境空間を創造する」ことに注力してほしい。

 

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