2009年度工学院大学大学院・建築学専攻

都市計画特論(Urban Design as a Role for City Building)[3211]


2単位
野澤  康 教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2009/12/01

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
都市計画制度の全体像を把握し、現代の都市問題に関する理解と認識を深めることを目標とする。
また、近年、都市計画の中でも重要となってきている地区レベルのローカル・ルールについて学び、それらがまちづくりの中でどのように機能し、建築計画や設計にどのように影響していくかを考える。

<授業計画>
1.都市計画の大きな枠組み(3週)
(1)近代都市計画
(2)日本の現行都市計画法、都市計画で定める内容
(3)人口フレームと都市の問題

2.将来像を描き実現するための仕掛け(6週)
(1)マスタープラン
(2)まちづくり条例、地区計画などのローカル・ルール
(3)建築基準法の集団規定と各種緩和制度
(4)事例研究(見学も実施する)

3.現代の都市問題を考える(4週)
(1)現代都市で何が問題となっているのか
(2)問題解決のために何が実践されてきているのか
(3)そのための法制度は整えられているのか、何が不足か

4.まとめのためのディスカッション(ディベート)(2週)

<成績評価方法及び水準>
事例研究・報告、グループ・ディスカッションなどでの自己評価・相互評価、レポートなどをもとに総合的に評価する。

<教科書>
特に指定しない。

<参考書>
講義の中で随時紹介する。
なお、学部の野澤の講義で使用している教科書「初学者のための都市工学入門」(高見沢実・著、鹿島出版会)の内容を理解していることを前提として進める。基礎的な学習が不足していると思う受講希望者は予め自習しておくこと。

<オフィスアワー>
講義前後に教室あるいは研究室(2674号室)にて対応する。
また、その他、随時相談にのることは可能であるが、事前にアポイントを取ること。
メールにても可。nozawa@cc.kogakuin.ac.jp

<学生へのメッセージ>
大学院生であるから、自らの専門分野からの視点はもちろん重要であるが、時にはそこを離れて、大きな視点から学習・議論を進めてみてほしい。

 

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