2009年度工学院大学大学院・建築学専攻

市街地整備計画特論(Planning for Improvement of Built-up Areas)[2407]


2単位
遠藤 新 准教授

最終更新日 : 2009/12/01

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
空間的な側面から街のあり方を考える。街の魅力や質をもたらすものは何か、それらを高めるために何が計画できるのか。デザイン・再生・参加・協働といったキーワードから掘り下げて考える。受講者による発表や議論も交えて自分の答えを探す。

<授業計画>
1. 市街地整備計画を考える視点

2.市街地の目標像
 (1)市街地の空間特性を解読する
 (2)市街地像について考える
 (3)事例研究

3.市街地のデザイン
 (1)「建築をデザインせずに、都市をデザインする」
 (2)市街地の全体計画と個別事業の関係、デザインの全体計画
 (3)市街地におけるデザインのマネジメント:デザイン協議、デザインアプローチ、パワーストラクチャー
 (4)事例研究

4.市街地の再生
 (1)再開発:市街地再開発の仕組み、クリアランス型再開発の問題点、インフィル型再開発
 (2)再活性化:「賑わい」とは何か、「賑わい」と「空間の質」のバランス、地方都市の試み
 (3)再生:コンバージョン、不動産の流動化、エリアのマーケティング
 (4)事例研究

5.市街地整備と参加のまちづくり
 (1)市民参加、市街地整備の計画、ワークショップの技術
 (2)社会実験を通じた参加
 (3)社会実験・まちづくり実験の企画提案・・・学生グループで発表・討議

6.市街地整備を進める主体の協働
 (1)行政と民間の違い
 (2)事業主体、地元組織、専門組織、その役割と限界

7.まとめと講評

<成績評価方法及び水準>
発表内容と議論への貢献度によって、総合的に評価する。試験期間中の試験はなし。

<教科書>
必要な資料は授業中に配布、もしくは指示する。

<参考書>
必要な参考書は授業時間中に提示する。

<オフィスアワー>
原則として、火曜日の5限
その他時間の面談を希望する学生は遠藤までメール等で連絡ください。

 

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