2009年度工学院大学大学院・電気・電子工学専攻

交通シミュレーション特論(Transport Systems Simulation)[5503]


2単位
高木  亮 准教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2009/12/01

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
鉄道ないしは交通システムの設計・計画・制御などのさまざまな分野において、シミュレーション手法はますます重要な役割を占めるようになっている。本講義では、鉄道を主たる例に挙げて交通システムにおけるシミュレーションをさまざまな角度から紹介するとともに、講義参加者が実際にシミュレーションを行う演習を通じて、シミュレーションの基本を習得することを目指す。

<授業計画>
1. シミュレーションとは
2. 鉄道とシミュレーション
3. 数値解析の手法
4. 最適化の手法
5. プログラミング言語とオブジェクト指向
6.〜15. 演習

<成績評価方法及び水準>
演習の参加とレポートによる。演習の具体的な内容については、参加者の経験やレベル、参加人数にあわせて決定する。演習は共同作業になるので、無断での欠席等はしないこと。

<教科書>
なし。適宜プリント等を配布する。

<参考書>
・Press, W. H. ほか, 丹慶ほか訳: 「ニューメリカルレシピ・イン・シー 日本語版」, 技術評論社 (1993)
・電気学会 電気鉄道における教育調査専門委員会編: 「最新 電気鉄道工学」, コロナ社 (2000)
・鉄道総合技術研究所 運転システム研究室: 「鉄道のスケジューリングアルゴリズム 〜コンピュータで運行計画をつくる」, エヌ・ティー・エス (2006)

<オフィスアワー>
講義の前後に。あるいは,電子メール(アドレス:takagi@cc.kogakuin.ac.jp)によりアポイントメントをとったうえで、直接居室(新宿キャンパスA-2374室)を訪問すること。

<学生へのメッセージ>
研究上のシミュレーションを行うためのきわめて基礎的なプログラミングのやりかたについても講義します。講義参加者がある程度自由にソフトウェアの設定等ができるパソコンが持参できるとベストです。シミュレーションを用いた研究の奥深さを体験してもらえればと思います。

 

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