2009年度工学院大学大学院・電気・電子工学専攻

電子デバイスシミュレーション特論(Electronic Device Simulation)[5305]


2単位
吉田 和悦 教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2009/12/01

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
現代の電子機器に用いられている各種デバイスの性能向上は目覚しい。その中で計算機シミュレーション技術は複雑な現象を理解する手段、あるいは開発途上におけるデバイス性能を予測する手段として、製品開発において必要不可欠の技術となっている。本特論では、数値計算シミュレーションの基礎となる差分法と有限要素法について基礎的な事柄を学ぶ。さらにその具体的な使い方を演習を含め習得する。演習においてはC言語を使った簡単なプログラミング作成を行うとともに、計算によって得られた数値データを、可視化プログラムMicroAVSを用いてビジュアルに表現する手法についても簡単に紹介する。

<授業計画>
1.デバイス開発における計算機シミュレーションの役割
2.差分法の基礎
3.差分法の応用I ;熱拡散、波動
4.差分法の応用II;磁化反転過程、磁気記録過程
5.有限要素法の基礎
6.有限要素法の磁界計算への応用

<成績評価方法及び水準>
レポート提出によりその内容が講義内容を理解していると認められる場合につき合格とする。

<教科書>
適宜プリント類を配布する。

<参考書>
「有限要素法概説」菊地文雄著(サイエンス社)、「数値計算法」長島秀世著(槇書店)

 

このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2009 Kogakuin University. All Rights Reserved.