2009年度工学院大学大学院・電気・電子工学専攻

電気応用物性特論(Tribo-material Physics for Electrical Application)[2205]


2単位
渡辺 克忠 准教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2009/12/01

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
電気鉄道におけるパンタグラフとトロリー線間のしゅう動に代表されるように、機械的接触面を介しての電気エネルギーあるいは電気信号の伝達は応用面でも重要な機構である。本講義では、主として金属接続界面の電気物性論を講義する。接続界面に電流を流した時に発生するFritting現象、集中抵抗、境界抵抗などについてR.Holm理論を中心に最新の理論を講じ、接続体が移動するのに適した層状固体潤滑剤についてのW.E.Jamison理論を学ぶ。接続素子の応用として電気接点材料を取り上げ単一金属、半導体材料、超電動材料についても学ぶ。

<授業計画>
<授業計画>
1.R.Holmの境界抵抗の理論(3回)
2.Fritting 現象について、
3.Greenwoodの多点接触理論(3回)
4.W.E.Jamison 理論を中心とした層状固体潤滑剤の結晶構造について(2回)
  インターカレーション技術
5.接点材料;単一金属、合金、2元、3元合金、など
6.自己潤滑性複合材料;Cu-Nb系、Cu-Sn系,W系、黒鉛系複合材料 

<成績評価方法及び水準>
試験またはレポートで判断する。

<教科書>
必要な資料は配付する。

 

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