2009年度工学院大学大学院・電気・電子工学専攻

マイクロビーム工学特論(Science and Technology of Microbeams)[1601]


2単位
於保 英作 教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2009/12/01

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 マイクロビーム工学の守備範囲は非常に広い。それを理解・活用するために必要な基礎的学習として,電子・イオンの発生,ビーム形成,荷電粒子の真空電磁界中の挙動とエネルギー輸送,荷電粒子と固体表面との相互作用等が挙げられる。それらを相互に関連させて学習・議論することを本特論での目標とする。

<授業計画>
1) 序論
2) 電子・イオンの発生,粒子性・波動性
3) 電子の発生機構
4) 電子銃
5) 電界・磁界中における荷電粒子の運動
6) 静電偏向,電磁偏向
7) 静電レンズ,磁界レンズ
8) ビームの形成
9) 荷電粒子ビームと固体表面の相互作用
10) 各種信号の検出と増幅
11) 荷電粒子によるエネルギー輸送
12) 電子線による損傷・帯電・汚染,外乱
13) ビーム応用

<成績評価方法及び水準>
学習内容の理解度を確認するために試験を行う(60点以上合格)。例年、本人の直筆ノートを持ち込み可としている。

<教科書>
プリント,文献等を配布する。
荷電粒子ビーム工学(石川順三,コロナ社)

 

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