2009年度工学院大学大学院・機械工学専攻
☆エネルギーシステム工学特論(Energy Systems Engineering)[3302]
2単位 雑賀 高 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 地球環境保全のためのエネルギー有効利用を目指して,技術者として知っておくべきエネルギーシステム工学の基礎を学び,エネルギー供給と地球環境問題を解決するための糸口を見出す。エネルギーと地球環境問題は一体であり,産業政策,技術開発,経済・経営を総合的に,戦略的に考えるべきである。一方,この問題は産業政策を身近に理解し,技術分野の動向とロードマップを知る機会でもある。本講義では,エネルギー資源,地球環境問題,再生可能エネルギー,分散型エネルギーシステムなどの現状について学ぶ。
- <授業計画>
- 1. エネルギー資源とエネルギーシステムの技術史
2. エネルギー変換技術 3. 水力発電技術 4. 太陽エネルギー・風力エネルギー技術 5. バイオマス・エネルギー技術 *バイオエタノール,BDF,バイオメタノール *廃棄物エネルギー 6. 水素エネルギーシステム,コジェネレーション・システム *水素エネルギー社会 *水素製造技術 *燃料電池システム 7. エネルギーの輸送・貯蔵・利用技術 8. 技術的特性の評価 9. エネルギーシステムの評価 10. 持続可能な社会をささえるエネルギーシステム
- <成績評価方法及び水準>
- 演習(30点)とレポート作成(70点)の総合点が60点以上のものに単位を認める。
- <教科書>
- プリントを配布する。
- <参考書>
- 「現代エネルギー・環境論」エネルギー教育研究会編著,エネルギーフォーラム
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