2009年度工学院大学大学院・機械工学専攻

エネルギーシステム工学特論(Energy Systems Engineering)[3302]


2単位
雑賀  高 教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2009/12/01

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 地球環境保全のためのエネルギー有効利用を目指して,技術者として知っておくべきエネルギーシステム工学の基礎を学び,エネルギー供給と地球環境問題を解決するための糸口を見出す。エネルギーと地球環境問題は一体であり,産業政策,技術開発,経済・経営を総合的に,戦略的に考えるべきである。一方,この問題は産業政策を身近に理解し,技術分野の動向とロードマップを知る機会でもある。本講義では,エネルギー資源,地球環境問題,再生可能エネルギー,分散型エネルギーシステムなどの現状について学ぶ。

<授業計画>
1. エネルギー資源とエネルギーシステムの技術史
2. エネルギー変換技術
3. 水力発電技術
4. 太陽エネルギー・風力エネルギー技術
5. バイオマス・エネルギー技術
*バイオエタノール,BDF,バイオメタノール
*廃棄物エネルギー
6. 水素エネルギーシステム,コジェネレーション・システム
*水素エネルギー社会
*水素製造技術
*燃料電池システム
7. エネルギーの輸送・貯蔵・利用技術
8. 技術的特性の評価
9. エネルギーシステムの評価
10. 持続可能な社会をささえるエネルギーシステム

<成績評価方法及び水準>
演習(30点)とレポート作成(70点)の総合点が60点以上のものに単位を認める。

<教科書>
プリントを配布する。

<参考書>
「現代エネルギー・環境論」エネルギー教育研究会編著,エネルギーフォーラム

 

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