2008年度工学院大学大学院・情報学専攻

音響信号表現特論(Signal Representation for Acoustic Events Modeling)[4305]


2単位
東山三樹夫 非常勤講師

最終更新日 : 2008/12/16

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
音響学の歴史的経緯を含めて音響情報を伝達する音波・音響現象の物理的理解を得る。
音響学を通して物理現象の数学的な記述とその方法論を体験する。
音の発生・伝達・知覚に関わる音響信号の分析・表現によって人間の情報処理機構を考える機会とする。

<授業計画>
1. 単一共振系の固有振動
2. 平面波の表現
3. 平面波の波動方程式と音の速さ
4. 平面波の伝播を表す解とその特徴
5. 音響管と固有周波数
6. 音響インピーダンスと音の反射
7. 音源の音響出力と音響インピーダンス
8. 球面波を表す波動方程式とその解
9. 波動関数と直交展開
10. 1次元伝達系の伝達関数とその表現
11. 室内音場と鏡像の原理
12. 平均自由行程と残響時間
13. 固有周波数分布とその数
14. 幾何音響学と波動音響学

<成績評価方法及び水準>
授業毎にレポート課題を提出する。
全てのレポートが提出され、授業内容の理解の確認が得られれば合格とする。
授業内容からさらに発展した考察と検証があれば合格以上の上位判定を行う。

<参考書>
東山三樹夫 信号解析と音響学 シュプリンガージャパン 2007
東山三樹夫・白井克彦 信号解析とディジタル処理 培風館 1999 

<学生へのメッセージ>
「考える切っ掛け、動機付けを得る機会を創出すること」を講義の目標とします。
音と人間の関わりに関する音響学の歴史を振り返ることによって、これからの科学と人間のあり方に思いをよせることも本講義の目指すところの一つです。
学部における学習内容を補う講義ではありません。そして専門知識を得るためのものでもありません。
自分で学習・研究する動機を確認する機会の一つとして本科目を役立てて頂ければ、これ以上の喜びはありません。

 

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